JSDAF_F15例年、11月3日に催される、航空自衛隊入間基地航空祭について、今月は取り上げてみたいと思います。


 

 

……別に今年に限った話をするわけでもないのに、これを書いているのはなぜか12月ですが、気にしてはいけません。

 

 

そもそも航空祭って何よ?

航空祭……住んでいる地域によっては、この単語に耳慣れない印象をお持ちになる方も多いかも知れません。

 

480px-Air.show.utterly.arp.500pix航空祭とは一般に、飛行機をメインテーマとして開かれるお祭りのことです。英語では「エア・ショー(Air Show)」、日本語でも「航空ショー」などとも言われるように、お祭りというよりはショーに近いかもしれませんね。


 

 

プロペラ式の飛行機が派手に曲芸飛行をキメる民間の航空祭もありますが、本稿では、航空自衛隊が各基地で開く航空祭に限って話を進めていこうと思います。

 

 

さて、その自衛隊航空祭。どんな出し物があるのかというと、

 

 

・航空自衛隊の基地の中に入れる! … 自由に、ではないですが、ともかく普段は入れない基地に入ることができます。

 

USN_FA18・航空自衛隊の装備(飛行機および地上設備)の展示 … 普段は見られないものを、間近で見ることができます。(画像は、数年前に珍しく展示されていた米海軍機です)


 

JSDAF_blue_impulse・航空機の飛行展示 … 飛びます。戦闘機も。中でも、空自の曲芸飛行隊「ブルー・インパルス」の飛びっぷりは必見!


 

JSDAF_election・その他、イベント色々 … ミスコンに始まり、バンド演奏や絵画展、果ては人気投票など、とても親近感の沸くイベントも。(画像は数年前に行われていた男性隊員(女装w)の人気投票)


 

 

と、こう言った具合です。どうでしょうか。ちょっとは楽しそうだと思えてきたでしょうか?

 

 

入間基地航空祭

では、ここからは入間(いるま)基地航空祭に限った話をしていきます。

 

航空自衛隊入間基地は、都心から電車で一時間ほどと極めて近く、首都圏在住の私も、この基地の航空祭の時期が来ると、毎年のように足を運んでいます。ちなみに、税金でやっているので、入場は無料です。

 

その分、入場者数は開催期間1日にも関わらず毎年30万人前後と、殺人的に混雑するのが玉に瑕ですがw

30万人と言ったら、陸海空の自衛隊を全部かき集めた人数に近いですからね……他の航空祭はここまで混雑しないでしょう。

 

ちなみに、入間基地は戦前からある由緒正しい航空基地なのですが、戦後は年代を経るにつれ周囲が住宅密集地と化したせいもあり、現在は戦闘機の駐留はありません。

全くの余談ですが「普天間基地周辺の沖縄県民は、戦後に賠償金目当てで集まってきた不逞の輩だ」などと陰口を叩く連中は、ぜひ入間にもおいで下さい(皮肉ですよ?

 

 

まあ、それはともかく、入間基地航空祭は例年、以下のようなスケジュールで進行します(しばしば例外はあります)。

 

JSDAF_C1・午前中は基地所属部隊の飛行展示 … 輸送機と練習機がメインです。戦闘機はなし。


 

Blue Impulse in Iruma

 

・午後一番にメインイベント「ブルー・インパルス」の飛行展示 … 混雑は最高潮に達します。良い場所をとるならかなり前から場所取りをしなければダメです。


JSDAF_flying_F15・運が良ければ、ブルー・インパルスの飛行が終わった後、よその基地から飛来した戦闘機が飛行展示を行います。戦闘機の飛行は一味違いますよ!


 

 

T-4 Demonstration

・以上がメイン会場である滑走路でのイベントですが、この他、滑走路脇には先述した飛行機の地上展示等も終日行われています。また、飛行機を地上に置いたまま機体の動く部分を動かして見せる展示や、警備犬の訓練展示など、時間を決めて一日に数回行われるイベントもあります。


 

security_dog1(画像は警備犬による障害物走)


 

security_dog2(画像は警備犬による不審者逮捕訓練)



・また、模擬店による物販も大注目です! 最近はネット通販が広まって、マニアックなお店を探さなくても欲しいグッズを手に入れられるようになりましたが、やはり実物をあれこれ見比べて買い物ができるのは良いものです。メーン会場でのイベントは毎年変わり映えしないのに対し、物販は毎年品物が変わるので、私などは最近こっちの方がメインになってきたぐらいですw

 

 

・ちなみに、あまり知られていませんが、踏切を越えてメイン会場の反対側、基地の正門方向へ行くと、航空自衛隊の歴代戦闘機の展示があります。ただし、混雑する時間になるとブルー・インパルスまでにメイン会場に戻るのは至難の業……というかまあ不可能になるので、どうかそのおつもりで。特に踏切を越えるのが無理ゲーです

 

 

JSDAF_F86こちらはF-86。1964年の東京オリンピックで、空に五輪の輪を描いた機体と同じ機種です。


 

JSDAF_F104こちらはF-104。


 

一度はおいでよ! 航空祭!

というわけで、航空祭の面白さ、ちょっとでも伝わったでしょうか?

 

入間基地航空祭に行って、航空祭の面白さに触れた方は、ぜひ、地方の基地の航空祭にも行ってみることをおすすめします。

 

なぜなら、地方の基地には戦闘機が配備されているからです。入間基地には平時は戦闘機の配備がないので、航空祭の時でも見られるのはせいぜい2~3機ですが、地方の基地なら、多数の戦闘機が鮮やかな編隊を組んで飛行するシーンを目にすることができます。

 

F-2s in Formation

 

が、首都圏にお住まいの方なら、まずはお試し気分で入間基地航空祭に行ってみましょう。殺人的に混雑するのは前述のとおりですが、余裕で日帰りの日程ですからね。

 

入間基地航空祭は、例年11月3日に行われます。この日は文化の日で祝日ですので、毎年日取りは変わりません。だいたい毎年10月頃になると、入間基地の公式ホームページで情報発信が行われる模様ですので、秋の行楽シーズンにどこへ行くか迷った際は、是非チェックを!

 

航空自衛隊入間基地公式ホームページ

http://www.mod.go.jp/asdf/iruma/

 

 

生きてるのか死んでるのか分からない次回予告

この連載も、次回で丸2年……早いものですね。

 

次回は、航空祭つながりということで、ブルー・インパルスの紹介でもやろうかなあ、なんて思います。

 

ではでは。

 

See You Next FLIGHT!!!