477px-F-20_cockpit_mock-up私自身、フライトシミュレーション初心者なんでして、あまり多くの周辺機器(ジョイスティクとか)に触れた経験を持っているわけではないんですけれども。


ただ、それにしては、私は自分が買いそろえた周辺機器に、けっこう満足しています。
もちろん、お金をたくさん出せばそれだけ良い品が買える世界ですけれども、私と同じように、低リスクでシミュレーション・パイロットになりたいという方もおられるでしょう。
今回の記事は、そうしたフラシム入門者の方に向けたものです。



基本中の基本:ジョイスティック

まずは、何と言ってもジョイスティック。つまり、操縦桿に当たるものですね。これがないと、本格的なフライトシムはちょっとプレイできません。


ジョイスティックには、大きく分けて二つのタイプがあります。「スロットル分離型」と「スロットル一体型」です。
スロットルとはパイロットの左にある前後に倒すレバーで、エンジンの出力を調整するためのものです。


「スロットル分離型」のジョイスティックでは、本物の飛行機と同様、右にジョイスティック、左にスロットルレバーを置いて飛行機を操縦できます。


しかし「スロットル一体型」では、独立したスロットルレバーは存在せず、大抵の場合、ジョイスティックの根元にちっこいスライダーかレバーがあって、それでちまちまとエンジン出力を調整する羽目になります。



この画像はスロットル一体型ジョイスティックの分かりやすい例です。左に突き出てるやつがスロットルレバー。ちっこい! ちっこ過ぎる (><) (*画像はアフィリエイト)



旅客機シミュレーターの場合だったらそれほど気にすることはないかもしれませんし「一体型」は価格が安いという利点があります。


しかし、戦闘機のゲームをプレイする場合、頻繁かつ敏感なスロットル操作を要求される場合があるので、ここはちょっとぐらいお金を積み上げてでも「スロットル分離型」を選択することをおすすめします。


もう一つ、ジョイスティックを考える上で大事なのは、ボタン数の多さですね。
ここは、一度本格的なフライトシムをプレイしてみないと分かりにくいのですが、たとえば第二次世界大戦当時のレシプロ戦闘機を操縦するのと、現代のハイテクが詰まったジェット戦闘機を操縦するのとでは、必要なボタン数が桁違いです。
そんな時、ジョイスティックにたくさんのボタンがついていれば、いちいちキーボードに手を伸ばさずに済みます。


些細なことのようですが、実はこれは非常に大事で、少なくとも戦闘に使うボタンは一通りジョイスティックに割り当てられるようでなければ、現代ジェット戦闘機の本格的なゲームは快適にプレイできないと思います。

ジョイスティックに十分なボタンがないと、キーボードに手を伸ばしている隙に反応が遅れて悔しい負け方をしてしまったり、ひどい時は戦闘の最中にゲームを一時停止しなければいけなくなったりしますので。


F-16C_cockpit_m02006112700032ですから、特に現代ジェット戦闘機のシミュレーションをプレイしたい方は、ジョイスティックのボタンの数にも、少し注意を払いましょう。

(*画像は米空軍の現用機「F-16」のコクピット。ゲームをする分には全部は必要ないものの、やっぱりボタンが多い ><)


 

そういうわけで、私が現在愛用しているのが「T-Flight Hotas X」という品です。

(*画像はアフィリエイト)


おそらく、日本国内の通販で普通に手に入るスロットル分離型ジョイスティックの中では、最も安価なのではないでしょうか。また、私自身は動作確認していませんが、Play Station 4に対応しているのもポイントですね。


ボタン数はいくらか少ないものの、私が遊んでいる「Falcon 4.0」では、工夫すればなんとかなっています。ここは財布との相談次第ですが、個人的には妥協の範囲内だと思い、購入に踏み切りました。

結果としては、なかなか満足しています。コストパフォーマンスが良い、という印象ですね。


ただ、私が買った当時は円高のおかげもあって6000円とお値打ちだったのですが、現在、値段は少し上がっているようで、そこは残念。


ちなみに、私が「T-Flight Hotas X」を購入した時に、もう一つ、対抗馬として購入を検討したジョイスティックがあります。「Saitek X52 Flight Control System」という品です。

(画像はアフィリエイト)

「T-Flight Hotas X」と比べて高価なものの、ボタン数がとても多いなど、それだけスペックも上で、こちらを買えば普通の使い方でプレイしていて不満なことはないのでは、と思います。


ちなみに、この分野での現在最高峰の製品は、Saitek X56です(画像はアフィリエイト)。



オーラが違います・・・値段も相当に高いですが、フライトシムを極めたい方はどうぞ、という製品です。




ステップアップその1:ラダーペダル

さて、これで操縦桿とスロットルはそろいました。


これだけでも最低限プレイはできますが、もっと周辺機器を揃えれば、それだけ本格的でリアリティあるゲームプレイができます。是非、以下に挙げる周辺機器の追加購入も検討してみてください。少なくとも私は、買って良かったと思っていますので。


さて、操縦桿とスロットルは用意したとして、飛行機の操縦にはもう一つ必要なものがあります。そう、ペダル。ラダーを動かすための、ラダーペダルですね。


普通、ジョイスティックにも一応、ラダーを操作する機能がついています。上で挙げたT-Flight HOTASなどもそうです。


が、これが操縦桿の「左右への捻り」で操作するという難物なんですね。実際私も、スティックだけを買ったばかりの頃は、よく誤った操作で苦戦していました。


そこで購入したのが「Saitek Pro Flight Rudder Pedals」です。

(*画像はアフィリエイト)


右足を踏み込むと右ラダー、左足を踏み込むと左ラダーに加え、足を傾けてペダルの角度を変えることで、地上ブレーキをかけたりもできます。また、ペダルの堅さを調整できます。


買ってみると、微妙なラダーペダルの操作ができるようになり、また空戦に夢中になっている最中の誤操作からも解放され、体感できるレベルで勝率が上がりました。


安い買い物ではありませんが、私は満足しています。



 


ステップアップその2:ヘッドトラッキング

さて、ゲーム内で戦闘機による格闘戦を繰り返していると、視点変更が重要なことにすぐ気づくと思います。画面外に出てしまった敵機を目で追い続けるのは重要ですし、また、死角から敵機が攻撃してこないか見張るにも、視点変更は必要です。


旅客機などでも、自由に視点を変更して景色を眺められれば、面白さが一層増すでしょう。

そこで大抵は、スティックのスイッチの一つに視点変更を割り当てるわけですが、それよりもっと良い方法があります。


それがこの「Track IR5」。ヘッドトラッキングと呼ばれる機能を提供します。

(*画像はアフィリエイト)

ヘッドトラッキングとは耳慣れない言葉でしょうから簡単にご説明します。


まず、パソコンのディスプレイ側に一種の赤外線装置を設置します。次に、その装置が感知するチップを取り付けた帽子か何かを、プレイヤーが頭に身につけます。


すると、この「Track IR」くん、プレイヤーの頭の動きを滑らかに感知してくれるのです。

そして、この頭の動きを感知して、ゲーム内の視点変更をリアルタイムに行ってしまうというのが、この「Track IR」くんなのでした。


これを使えば、プレイヤーが右を向けばゲーム内の視点も右を向き、上を向けば上を、左を向けば左をと、視点変更が自由自在……難点を言えば、右を見ながら、眼球はディスプレイを見ることになるので、ちょっと変な感じですが。


百聞は一見にしかず。Youtubeに分かりやすい動画があったので、興味があれば一度ご試聴を。



これを使えば、視点変更が楽になるだけでなく、今まで視点変更に割り当てていたボタンを戦闘用に割り当てられるなど、メリットは大きいです。


また「じゃあゲーム内で後ろを向きたい時は?」と疑問に思われるかもしれませんが、この装置は現実の動きをゲーム内では増幅するようにできていますので、だいたい右45度ぐらいを見ると、ゲーム内の視点が真後ろを向くようになっています。この点は心配ご無用です。


ラダーペダルと同じく、決して安い買い物ではないのですが、フライトシムにこだわる人なら、きっと気に入るはずです。



次回予告

来月は……いよいよ予告していた機種紹介シリーズを始めようかなあ……できるかなあ……。

ではまた来月!


See You Next FLIGHT!!!


 
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