le_grand_ducこんにちは、神無悠樹です。今月は余裕だと思っていたら突然の梅雨の到来で体調を崩しぎりぎりになりました。ある意味、読者の期待に応えているような気がしなくもありません。つーかこんな作者に付き合ってくれる読者はいるのだろうか?w

というわけで、今回は「おすすめ戦闘機本紹介~フィクション編」と題して、戦闘機が出てくるおすすめの小説・漫画などをご紹介しようと思います(以下、敬称略 *ここ重要)。

(戦闘機の技術的・歴史的解説本をお探しの方は、以前書いた「おすすめ戦闘機本紹介」という記事がおすすめです)
 

 

フ女子を見るのにフ女子の目はいらない

トップバッターは神林長平先生の名作SF「戦闘妖精・雪風」です。なにげに私の人生を変えた本のうちの一冊だったりします。


南極に開かれた超空間「通路」を越えた向こう側にある惑星「フェアリィ」。そこで正体不明の敵「ジャム」と戦う主人公。しかし、物語は戦闘メインというより「ジャム」とは何か、「ジャム」と戦うために野放図に機械化を拡大するってどうなのよとか、思索的に進んでいきます。


SFではありますが、技術水準は冷戦末期の戦闘機に毛が生えたようなものでして、リアル志向の方にもなかなか楽しめると思います。また、GONZOによるアニメ化作品もあります。

 

アニメ版PV。非公式アップだけど公式が消えてるから許して(ノД`)
アニメ版は原作とは一味も二味も違った雰囲気ですが、これはこれで良いです。

 

 

To Be or Not to Be..

続いては森博嗣「スカイ・クロラ」。こちらは出てくる戦闘機は架空ですが、技術水準は第二次大戦頃で止まっているという設定です。


平易な文体で書かれた「雪風」と違って、こちらは森博嗣節全開と言いますか、慣れてないと戸惑いますね(汗)。それから、エンジンの中の様子など、一段と機械的な描写に力が入っている点が特徴的だと思います。森氏は工学で博士号を取っているので、さすがというところでしょうか(神林先生も工業高専卒ですが)。

 

映画「スカイ・クロラ」予告編

押井守監督によって映画化されたので、ご存知の方も多いかもしれません。

実は映画版には原作ファンがびっくりするような重大な改変があるのですけれども、さすが押井監督というところでしょうか

^^;; 見比べてみるのも面白いかもしれませんね。



フランス「からの」上陸作戦!?

続いて紹介するのは漫画なのですが、これがちょっとした異色作。なんとバンド・デシネと呼ばれるフランス式漫画なのです。
フランスからやってきたその作品の名は「ル・グラン・デューク」。第二次世界大戦、凄絶を極めた東部戦線の空の戦いを描いています。

 

バンド・デシネにはストーリーよりも絵を重視する文化があるんだそうで、いやもう、海を越えてやってきましたという看板に偽りのない素晴らしい絵ですね。しかもフルカラー!。日本の漫画界じゃ、採算とれるか不安で描けないんじゃないかな、こんなの、って感じです。

 

同じ作者の「雲の彼方」もおすすめです。こちらは中編一本+短編集という構成で、短編集にはなんとまあ日本の特攻を題材にした話も含まれています。外国人にも分かる人には分かるんですね、特攻の精神が。

 

飛行機の描き込みも、素晴らしいの一言です。日本風のデフォルメではなく、写実的な絵ですが、東西の美術文化の違いがうかがえて、実に興味深い。フランス人も浮世絵で大喜びしているころですし、試しに日本人がこういうのを手にとってみてもいいと思います。

 

 

これだけかよ?

えー、世の中にはまだまだたくさんの戦闘機小説・漫画がありますが……浅学非才なる私の方から紹介できるのはこんなところです。


これからどんどん読んでいきたいという方には、これらの本をとっかかりに、是非ご自分でお気に入りの一冊を探してみてください。

 

次回からは……機種紹介シリーズとかやってみようかな? 一年は稼げそうだし(なんたる不誠実!?)。

ではまた。

 

See You Next FLIGHT!!!

 

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