google_monocro突然ですが、Google力ってあると思いますか?

いや、別にGoogleじゃなくてもいいんですが「検索エンジンを使いこなす能力」って、あると思うんですよ。

検索エンジンを使えば何でも調べられる世の中だ、なんて言う人がいますけど、そう単純じゃない気がするんですよね。


 

 

よろしい。ならばGoogle力の存在を証明してみせよう

分かりやすい例から行きましょう。

 

たまに実家に帰省するとかして、(このブログを見ているのはたぶん若い人でしょうから)親がパソコンでインターネットをしているのを見かける場面がないでしょうか。そんな時、親がGoogleなりYahoo!なりの検索結果画面を右往左往しているのを見て「あー、使いこなせてないな」と思うこと、ありませんか?

 

自分が求めているのとは全然違うページをいくつかクリックして「なーんだ。探してる情報はどこにもないんだ」と思い込んでしまう。もっと適切なキーワードを入れれば、見つけられるはずなのに。これは「Google力」の存在を示す、最も分かりやすい例でしょう。

 

次は、私個人の身に起きた例を取り上げます。去年(2012年)のある日、友達(二十代)とチャットしていたところ「フリーで、何かいい画像管理ソフトはないかなあ」とその友達が言い出しました。私は、資料写真を別にすれば画像を収集する趣味はないので、画像管理専門のソフトなるものが存在することすら知らないぐらいでしたが、よくよく友達に聞いてみると、保管している画像がいよいよ増えてきて、フォルダに分けて保管するだけでは、見たい画像を探す時に不便を感じるようになってきたということでした。

 

さらに聞いてみると「一つの画像が複数のフォルダにあれば便利なのになあ」と言い出します。たとえば、金髪のツンデレ美少女なら、「金髪」と「ツンデレ」の両方のフォルダから参照できればいい、という話でした。

 

検索中私はそこでピンと来ました。まさにそういう機能をWeb2.0界隈では「タグ」と言います。あるデータに色々なタグをつけておき、どのタグで検索してもその画像がヒットするようにできるのです。だとすれば「画像管理 フリーソフト タグ」で検索すれば、友人が求めるソフトが見つかるのではないか。


 

そう思った私は、すぐさま「画像管理 フリーソフト タグ」で検索して、そのものずばりのソフトを探し当てました。友達にそのソフトを教えると友達は「うおおおおおおお!」と大喜びしたのでした。

 

いや、決して友達の手抜かりを指摘したいとか、そういうわけではありません(^^; 許せ友達)。ただ、適切なキーワードを思いつける能力というのは、検索エンジンから求める情報を引き出すのに必須のものだと思うのです。

 

君は、使いこなすことができるか!?

読者の皆さんの中には「今時、検索エンジンで調べれば何でも分かるんだから、勉強なんて意味ないよ」とか「検索エンジンで誰もが欲しい情報にアクセスできる世の中になれば、差別とかなくなるかもなあ」なんて、淡い希望を抱いている方もいるかもしれません。

 

しかし、そう簡単にはいかないでしょう。確かに、検索エンジンの登場によって、今までの知識偏重型の教育がほとんど形骸化していることも、使用するのに料金も特別な技能も必要としない検索エンジンが、知識を持てる者と持てない者の差を縮めているのは事実です。

 

しかし「検索エンジンを使いこなすのに必要な技能」がこれからは求められるようになりますし「検索エンジンを使いこなす前提になる最低限の知識」はこれからも今まで通り必要です。また「検索エンジンを使いこなせる者と、使いこなせない者」の差が依然として残るでしょう。

 

Google力とコミュ力

近年、コミュニケーション力、通称「コミュ力」という言葉が注目を集めています。文字通り、他者とコミュニケーション(意思疎通)を円滑に進める能力のことです。

 

就職活動で重要な能力とみなされるあまり、ともすればマニュアル的な簡素で一元的なとらえ方をされがちなこのコミュ力ですが、今一度、コミュ力とは何か考えてみましょう。

 

会話するカップル一般的には、コミュ力は「目の前にいる人間と、対面で話して、必要な情報をお互いに(円滑に)伝達する能力」と受け取られていると思います。


 

その文脈では、往々にして、インターネットを介したコミュニケーションは軽視されがちです。

 

ですが、ちょっと待っていただきたい。今の時代、インターネットを使いこなさずして、国際競争に勝つことができるでしょうか?

 

明るく社交的で、リアルでのコミュニケーションに長けていても、FacebookもTwitterもやったことがなく、顔文字を駆使してメール上で微妙な感情の起伏を表現する術を知らず、Googleのまともな検索の仕方さえ知らないような、完全に時代に取り残されている若者を、企業は取りたいと思うでしょうか?

あるいは、そういう若者を採用する企業の未来は、明るいでしょうか?

 

結論

私の考えでは、Google力は広い意味でのコミュ力の一つです。

 

狭い意味でのコミュ力は、一緒に顔を付き合わせてする仕事を円滑に進めるのに、確かに重要だと思います。

 

が、コミュ力にも色々あります。世界中を結ぶインターネットに、無尽蔵に溢れる情報を、適切かつ迅速に拾ってくる能力というのは、まさに世界中とコミュニケーションを取る能力です。

 

我々は、インターネットを使ったビジネスの勢いを日々見せつけられていますし、インターネットを駆使して独学で知識を学び、起業して成功したという話も聞きます。

 

対面コミュニケーションにとらわれるあまり、Google力を軽視するようなことがあっては、将来の安定はおぼつかないでしょう。

 

追伸:この記事を書くきっかけを作ってくれた(さっきとは別の)友人へ。別にネット嫌いの君に当てこすりをしたかったわけじゃなくて、俺という人間は何か思いついたら書かずにはいられないというだけのことだから、気にしないように(^^;