日本が、半導体の重要な原料となる物資に関して、韓国への輸出規制の優遇措置を取りやめた件(長い……)。


私からすれば日本政府も韓国政府も「こいつら『相当アレ』だなあ」という感じなのですが、今後の展開を予想してみたいと思います。


ずばり、この騒動は、韓国の「一方的勝利宣言」で終了する運命にあるのではないかと、私は予想します。


本当に「禁輸」に踏み切るかどうかが次の焦点

現在、日本政府が「これは禁輸ではない」、韓国政府が「不当な輸出規制」と主張している状況です。


実際、日本政府の執った措置は、現在までのところ「輸出に当たっての審査を、3年に1度から、毎回に切り替える」というものです。よって、現段階では「まだ」禁輸ではありません。


次の焦点は、経済産業省が今後「輸出許可を出すかどうか」です。


1.輸出許可を出さなかった場合

日本政府が「本当に」輸出許可を出さず、事実上の禁輸に踏み切ったケース。

日本の対韓強硬論者は大喜びするでしょうが、実際問題、このケースでは経済に与える影響は深刻です。日本経済にも被害が及ぶ可能性があります。


また、このケースの場合、韓国国内で「日本に対してなら何をやってもいい」という感覚が支配的になると思われます。そうなったら、何をやってくるか、わかったもんじゃありません。

「いままでだってそうじゃないか」と思う人がいるかもしれませんが、いやいや、いままでのなんてかわいいもんですよ、ええ……。


それに、事実上の禁輸に踏み切ってしまうと、日本政府はこれまでの「禁輸ではない」という説明との整合性を問われることになります。「いやいや、ちゃんとした理由があるから許可を出さなかっただけですよ」……誰が信じるんですか、そんなの。


そもそも、そうなったら、本当にWTOで勝てると思うんですか? WTOの審判の行方に日本国の名誉を全面的に預けるんですか? あのWTOに?


「WTOに提訴している時間なんかないから、韓国は屈服せざるを得ない」と考える人もいますが……おかしな言い方になりますが、私はいまの韓国政府がそれほど「頭が良い」とは思っていません。


私の考えとしては、いまの韓国の大統領は歴代と比べても相当に頭のおかしな人なので、いずれ何か失敗をやらかして失脚するだろうから、日本はそれまで待てば良かったのです。


なのに、わざわざこちらから親切に「爆弾」を渡してあげるとは……あのバカが爆発させることを選んだら、どうするんですか。なぜバカに自分たちの運命を預けるような真似をするんですか。ああ、あなたがバカだからですか。なるほど。


……というわけで、やはり「本当に禁輸する」のはリスクが大きいと思います。こっちのケースはまずないかなーと思います。



2.輸出許可を出す場合

そうしたことから、日本政府は何事もなかったかのように輸出許可を出す可能性の方が高い、と私は考えているわけです(この場合、優遇措置の撤廃は単なる「脅し」「ポーズ」だったということになります。まあ選挙が近いですからね)。


ただ、これはこれで問題があります。


なぜなら、日本政府が順当に輸出許可を出した場合、韓国は一方的に「勝利宣言」を出すと思われるからです。


何もやってないくせに「韓国政府の圧力に、日本が屈服した!」と言い出すと思われるのです。


これに対して、日本政府が反論するすべはありません。


なぜなら、周りからは「どう見てもそうとしか見えない」からです。


徴用工問題で揉めに揉めている最中の、優遇措置の撤廃……普通なら「次は禁輸だ」と考えます。


しかし、そこで「本当の禁輸」に踏み切らず、あっさりと輸出許可を出したなら。

どう見ても相手からは「腰砕け」としか見えません。


では、そうならないためには、どうすればいいのでしょうか?


……最初から、優遇措置の撤廃など、やらなければよかったのです。


やはり韓国の「勝利宣言」で終結する運命か

韓国政府はまあ、屈服しないでしょう(屈服すれば政権が吹っ飛びますし、頭も悪いからです)。


日本政府にも「本当の禁輸」に踏み切る度胸は、まあ、ないでしょう(選挙向けのポーズですからねえ、あれは)。


そうすると、日本政府が輸出許可を出し、韓国政府が一方的に「勝利宣言」を出す。これが既定路線だというのが見えてきます。


……しかし、日韓の国民双方に植え付けられた負の感情だけは、しっかりと残り続けるわけです。


やれやれ、ですね。


……それはそうと、参院選大丈夫?

……ところで、来週の参院選、自民党は大丈夫なんですかね?


最近は、韓国への強硬姿勢に加えて、ハンセン病患者家族訴訟に対する控訴断念もありました。


両方とも、選挙向けのパフォーマンスと見られています。


対韓国はともかく、ハンセン病訴訟に関しては、政府はかなり納得のいかないところがあったはずなので、控訴断念は驚きました(いや、判断そのものは良いのですが)。


一体なぜ、そこまでしたんだろう?


これは、どういうことなんだろう?


……と考えていくと、一つの可能性が見えてきます。


それは、参院選が相当に危ない、という可能性です。


自民党は党内部で独自の選挙情勢調査をしており、その予測精度は一般メディアと比べてかなり高い……という話を聞いたことがあります。


ひょっとして、その「票読み」の結果が、ひどく悪いのでは?


だから選挙直前に、これほどまでに必死の「パフォーマンス」に走ってるのでは?


そういえば、首相が発表した目標議席数も、えらく少なかったし……?


うーん……私としては、日韓関係の件に関してはかなり自信があるのですが、参院選に関しては、正直、あまり自信はないです。一般メディアの情勢調査の結果は、かなり自民党有利ですからね。


それでもなあ……韓国の件はともかく、ハンセン病訴訟に関してはあまりにも「必死すぎる」感じがするんだよなあ……


まあ、あと一週間もすれば、わかることですね。


皆さんも、投票に行きましょう。


 
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