レーダー照射事件をきっかけに、日本の防衛省・自衛隊と韓国の間で非難の応酬が続いている件。


私の主張を結論から言うと、レーダー照射そのものは確かに攻撃的な行為であるものの、証拠を出すことなんて不可能なんだから記者会見で公開なんかするな、新任の防衛大臣はバカなのか? というものです。



確かに危険な行為だが、抗議は水面下ですべきだった

確かに、韓国海軍のレーダー照射は、不測の事態も起こりえる危険な行為だったと言えるでしょう。


しかしこうしたことは、普段は報道されていないだけで、実際は「よくあること」なのだ、と言われています。中国の戦闘機なんか日本の戦闘機をしょっちゅうロックオンしてるなんて話も聞こえてきます。


だからどうという問題ではありません。いちいち気にしていたらきりがない、ということなのです。


仮に抗議をするとしても、水面下で行うべきだったでしょう。


なぜなら、証拠なんか出せっこないからです。電波の受信状況は軍事機密なんですから。


現に日本側は決定的な証拠を公表することはできず、結局は世間を騒がせて日韓双方の国民感情を悪化させるだけに終わりました(さすがにそれが目的だったとは思いたくないのですが……)。


防衛省は「これ以上の協議は打ち切る」なんて強がってはいますが、だったら最初から公開なんかするな、バカか、という話なのです。


まさか去年の10月に就任したばかりの新任防衛大臣が「そろそろ仕事にも慣れてきたから、何か目立つことをやってみたい」などとバカな考えを起こした結果じゃないだろうな……なんて思ってしまいます。


やられたら、やり返される

防衛省が「これ以上の協議は打ち切る」と発表した後、韓国は「自衛隊機が低空で威嚇飛行をしている」と非難し始めました。


それを見て、私はあることを思い出しました。


数年前、防衛省が中国軍機の異常接近に抗議したところ、中国が「日本の自衛隊機も中国機に異常接近している」という映像を公開したことがありました。その後、防衛省は急に大人しくなりました。


韓国の今回の「仕返し」は、この時に日本が急に大人しくなったのを思い出してやったのでしょう。


安倍政権はたぶん、国益のために仮想敵国のイメージを悪化させようと頑張っているのだと思いますが、攻撃のことばかり考えていて、防御がお留守になっているみたいですね。


どうもこの政権「先にしかけたら、反撃される」ということがわかっていないみたいなのです。


やれやれ、ですね。


国際社会では、国内なら異常と思われるようなことが、普通に行われていたりします。


それは、相手がこちらにやってくるだけでなく、こちらが相手にやっていることでもあるのです。お互いの軍艦や軍用機に接近して監視することなんか、まさにそうですね。


しかし、それは自分が相手にやったのを見逃してもらう代わりに、相手が自分にやってきてもあえて見逃してやる、そういう関係で成り立っているものなんですよ。


今回、それを先に破ったのは日本です。


やり返されるのも、当然というものです。


新任の防衛大臣はバカなのか?

さらにこの岩屋防衛大臣「韓国は軍艦で、日本は哨戒機なのだから、こちらが怖がることはあっても向こうが怖がることはあり得ない」みたいな発言をしました。


あのね、岩屋クン、日本の哨戒機はね、爆弾も魚雷も積めるんだよ……


調べてみたら、外務副大臣や防衛政務官を歴任しておいてこれだということですから、いやはや、世も末ですね。


というわけで、日本の行く末が危ぶまれる、そんな事件だったのでした。