south_china_seaうーん、中国が南シナ海で軍事拠点化を進めている問題。

 

 

どうも私には、アメリカがこのまま泣き寝入りするとは思えないんですよね。

 

 

軍事施設の整備は「これまで」と比べて一線を越えた

これまでも中国は海洋で緊張を高める行動を繰り返してきましたが、それで「すわ戦争か」というのは、いささかメディアのオーバーリアクションな感がありました。

 

正直な話、ちょっと領海に入って来られたというぐらいだったら、別に大したことじゃないです。それでいきなり「中国の船なんか沈めてしまえ!」というのはやり過ぎだと思います。

 

というか、中国側から開戦する格好の口実を与えることのどこが愛国的なのかさっぱり分かりません。そういうのは単に感情的と言います。やるとしても拿捕とかからでしょう。まあ、私が反戦派だからそう思うのかもしれませんが。

 

……しかし、今回の南シナ海のケースは、島にレーダー作ったり滑走路作ったり対空ミサイル配備したりと、明らかに「南シナ海の軍事的なバランスを一方的に変更する」ものです。

 

ここまでくると「これまではセーフだったが、今回は許せない」とアメリカが判断する可能性は十分にある気がしています。

 

第二次世界大戦以降の七十年間、圧倒的な海軍力で世界の海を支配してきたアメリカが、局地的とはいえ、その支配を覆そうとする動きを容認するはずがない。

 

今は大統領選挙の時期だから大人しくしているだけで、新しい大統領が就任して落ち着いたら、攻撃に踏み切る……とまでは言いませんが、まあ攻撃しても驚かないかな、と思うんです。

 

新しい大統領の決断に注目

また、新しい大統領はたぶんさすがにヒラリーになるでしょうが、トランプがかなり嫌われている一方で、実はヒラリーもけっこう嫌われています(「古いタイプの政治家だ」というトランプの批判が効いているらしいのですね。また、女性ということもあるかもしれません)。

 

Hillary_Clinton_Philadelphia_rally_4-20-16_(cropped)なので、ヒラリーが大統領になっても、その政権基盤はいささか不安定なものになるでしょう。

 

 

そこで、就任直後は支持率が低迷していたのに911後に圧倒的な支持を集めるようになったブッシュ大統領の例を思い出したヒラリーが「中国と戦争して勝てば支持率アップするだろうな……」という誘惑に駆られる可能性もあります。

 

加えて、女性指導者というのは「女性だから弱腰なんだ」という批判をかわすため、必要以上に強気になる傾向があるという話もあります。

 

また、万が一、トランプが大統領になった場合は……説明する必要はないですね。

 

結論

というわけで「これはさすがに、戦争になりそうだなあ……」と思いながら、日々のニュースを見ている人間が少なくとも一人はいる(一人増えた?)、というお話でした。