2015KOTY_logoさて、今年もっともKAWAISOな個人、団体等を選出するという、このふざけた企画は、なぜ、今年で四回目になるほど続いてしまっているのでしょう?

 

第一に、忙しい年末に、これを書いている私が、ネタに困らなくていい、ということが挙げられます。

 

第二に、私が割とこの企画を気に入っているということが挙げられます。一年を振り返る良い機会ですからね。

 

第三に、きっとこのシリーズを読んで不愉快な思いになる方は多いと思われるのですが、その中の誰一人として、私に抗議のメールを送ってこないからです。もしこの企画に終わって欲しいと思うのならば、そこのあなた。「お問合せ」メニューから、抗議のメールを送ってください。システムの都合上、メールアドレスの入力を求められますが、あれ、実はメールアドレスじゃなくてもいいですから。適当でいいですから。

 

まあ、抗議されても多分、続けるんだと思いますけれど。

 

というわけで、今年も行ってみましょう!

 

 

団体部門:ラグビー日本代表

今年はちょっと趣向を変えて、団体部門からの発表です。

 

552px-Logo_JRFU団体部門の受賞者は、ラグビー日本代表です。あれれ? ラグビー日本代表といえば、ラグビーW杯で大躍進を果たしたヒーローのはずです。それがなぜKAWAISOなのか?(エンブレム画像はフェアユースの精神で借用)

 

私が注目したのは、その功績ではなく、世間での扱われ方でした。

 

知ってる方も多いと思われますが、今年のラグビー日本代表には、外国出身選手が多く含まれます。日本国籍を取得した5人を含めると、その数は30人中実に10人に及ぶそうです。

 

そんな日本代表は、W杯で大活躍して帰国し、英雄扱いを受けたものの……日本の躍進に一役買ってくれた外国出身選手には、ほとんどスポットライトが当たりませんでした。

 

特に最悪だったのは、とあるテレビ局が、夕方の報道バラエティー番組(報道番組ではないというのがミソ)で組んだ、ラグビー日本代表に関する特集でした。

 

その特集では「日本人だからこそ!」「日本人ならではの!」「日本人の!」などと、日本人日本人という言葉が馬鹿みたいに繰り返されていました。

 

また、生まれながらの日本人である五郎丸歩選手のことは盛んに取り上げる一方、ニュージーランドから帰化したキャプテンのリーチマイケル選手のことはちらっとしか映さず、他の外国出身選手に至っては一切映さないという、まるで日本代表チームに外国出身選手がほとんどいないかのような構成の仕方でした。

 

ここまで来ると、日本人のことを「黄色い猿」と呼んでいた昔のアメリカ人を怒れませんね。あんな特集を組んで、テレビ局の人は恥ずかしくないんでしょうか。それこそ、日本人として。

 

というわけで、今年のKAWAISO OF THE YEAR団体部門は、文句なしで、ラグビー日本代表の受賞です。

 

ああ、KAWAISOに!

 

個人部門:リーチマイケル選手(ラグビー日本代表)

「外国出身選手が報われていない」という理由で、団体部門をラグビー日本代表が受賞するなら、個人部門はやはり「報われていない外国出身選手」が受賞しなくてはなりません。

 

Michael_Leitch,_2014-06-21というわけで「報われていない外国出身選手」の中でも特に報われていないこの人、リーチマイケル選手が、今年の受賞者です(画像は2014年のもの)。

 

リーチマイケル選手は、ラグビー日本代表のキャプテンという重要な役職を務めながら、ほとんど(全くとは言いませんが)メディアで紹介されなかった悲劇の人です。

 

しかも、同選手は帰化して日本国籍を取得してもいます。

 

話が脱線しますが、なぜか愛国者を自称する人に限って、スポーツ選手に対して「日本代表になりたいなら、帰化すればいい」と気軽に言う傾向があるように思えます。

 

しかし、多くの人にとって、自分のルーツがある国の国籍を捨てて帰化するのは、簡単な決断ではありません。

 

考えてもみてください。日本人のあなたが、仮に子供の頃、親の都合か何かで外国に移住して、その国で成功を収めたとします。すると当然、まわりの人から「帰化してはどうか」という話が出ます。その時、あなたは気軽に「はいそうします」と言えるでしょうか。

 

愛国者であれば、相手のそんな「愛国心」を察して、尊重するべきであるはずです。だから本来、愛国者であればこそ「帰化すればいい」「帰化すべきだ」という言葉は、軽々しく発してはならないはずなのです。

 

どうやら「愛国者」の化けの皮が剥がれたようですね。

 

閑話休題。リーチマイケル選手もきっと、日本に帰化する時に、色々と思うところがあったのではないか、いや、あったと考えるのが自然だ、と私は思います。

 

その彼が、日本代表として輝かしい活躍をしたというのに、世間はこの扱い……。

 

そんなリーチマイケル選手の名前と、彼以外にもいるであろう、報われない外国出身日本人の記憶を、少しでも長続きさせるため、今年の個人部門は彼に贈ります。

 

それにしても、ここまで来ると、むしろKAWAISOなのはラグビー日本代表ではなく、日本という国、日本人という民族なのではないか、という気がしてきますね。

 

ああ! KAWAISOに!

 

無生物部門:東京オリンピック

ラグビー日本代表の話はこれまでです。

 

さて、二年前に「招致成功」で受賞した東京オリンピックが、今回、記念すべき二度目の受賞となりました。

 

受賞の理由は「国立競技場を巡るゴタゴタ」と「エンブレムを巡るゴタゴタ」です。

 

2020_Summer_Olympics_logo特に後者のエンブレムに関しては、いやあ、実に面白かった。この国の上の方がどんな風に動いているのかが良く分かって、とても勉強になりました。

 

まあ、知識のある専門家が独裁するか、よく分からない人も含めてみんなで決めるか、っていうのは、難しい問題ではあるんですが、専門家が責任を取れないことだったら、みんなで決める方が筋が通っているんじゃないでしょうか。

 

ただ「専門家が独断で決めたことを、あたかもみんなで決めたかのように装う」というのが、この国で横行しているように思えるのが、とても気がかりではあります。

 

「自分たちは専門家なんだから、任せておきなさい」っていうんだったら、責任も任されてもらわなきゃ、おかしなことになりますよね? 失敗しても責任取れないことだったら、専門家だけで決めちゃまずいですよね?

 

エンブレム選考のやり直しは、限られたデザイナーたちの内輪の取り決めを廃して、できる限り民主的な方法を取り入れて進められているようです。

 

その結果が吉と出るか凶と出るかは(エンブレムの出来不出来というだけでなく「民主化」が骨抜きにされて看板倒れに終わらないか、という点も含めて)、単なるオリンピックのエンブレムという話を越えて、この国にとって意外と大事なことになるんじゃないか、という気がしています。

 

上手くいけば、貴重な成功体験、ということになるでしょうが、もし上手くいかなかったら……ね……

 

特別賞:ロシアとプーチン大統領

Vladimir_Putin_beefcake-2一昨年、昨年と立て続けに本命候補と見なされながら、惜しくも受賞を逃してきた「ロシア」および「プーチン大統領」ですが、もうこの際ですから、特別賞をあげちゃうことにします。

 

320px-Flag_of_Russiaだって、いくらなんでも酷すぎますよね、ロシア。いくらウクライナが西側に取り込まれるのが脅威だからって、この時代に「武力による国境線の変更」なんて西側が認められるわけないし。シリアでやってることだってひでえし。

 

もうKAWAISOとか言ってる場合じゃなくてシャレにならないぐらい酷いので、ここで特別賞をあげちゃうことにします。

どうかどうか、ロシアに平和が戻りますように。

 

……まあでも、あれですよね、ロシアの歴史もそうですし、その他の国の歴史を見ても似たような例がけっこうありますけど、こういう国って、優秀な独裁者が死ぬと途端に弱体化するパターンが多いんですよね。

 

そこでこれからは、こんなスローガンはどうでしょうか? ずばり「プーチン! お前が死ねばロシアは終わりだ!」と叫ぶのです。

 

「プーチン! 仕方ないから、お前が死ぬまでロシアを叩くのは待ってやるよ。だが、お前が死んだらロシアはどうなるか……分からないお前じゃあるまい?」みたいなね。

 

実際、プーチンが死んだら、たとえば日本なんかは、北方領土を取り返すチャンスだと思うんですよね。逆に言えば、それまでは堪え忍んで時機を待つべきかな、と。

 

シリアについては、早くなんとかすべきかな、と思いますけど、ウクライナなんかは、国境線を元に戻すのは、プーチンが死ぬのを待ってからでもいいかな、なんて思わなくもありません。

 

プーチンが死ねばロシアはどれぐらい弱体化するのか、という問題もあるにはありますが、見たところ現在のロシアの強さは国民のプーチンに対する崇拝の強さとそれによる団結力だと思うので、待つ価値はあると思うんですよ。

 

と、死ね死ねと、小学生時代を思い起こさせるような文章を書き連ね終わったところで、ロシアの話は終わりです。

 

大賞:私

shinshibunsei-logo_twitterというわけで、KAWAISO OF THE YEAR 2015。栄えある大賞はこれを書いている「私」こと神無悠樹(という名前なのです(汗))に授与します。ぱちぱちぱち。

 

いやあ、私、今年になって色々と気づいたんですよ。俺って、すっげえKAWAISOなやつだな、って。

 

まず、年に一回やってることの「KAWAISO OF THE YEAR」っていうのがそもそもKAWAISO。

 

次に、ろくでもない小説を毎月アップしてる(してた)のがKAWAISO。

 

挙げ句の果てに「小説講座」なんてものを書いちゃったりしてるのがKAWAISO。

 

あと、自分で手がけちゃったウェブサイトのアイコンのダサいデザインがKAWAISO。

 

いやあ、もうこれだけそろっちゃえば大賞間違いなしだよね! ってことで、今回は自分で自分に大賞を贈ることにしちゃいました(テヘペロッ!)!。

 

来年度はオバマ大統領に熱い視線が!?

さて、ここで来年度のKAWAISO OF THE YEAR候補について考えてみましょう(来年もこの企画が存続しているかははなはだ疑問ではありますが)。

 

Barack_Obama_addresses_joint_session_of_Congress_2009-02-24ずばり、来年、すなわち2016年と言えば、米国のオバマ大統領の任期が切れる年です(正確には2017年1月まで)。

 

あの、鳴り物入りで登場したけど、実際やってみたら大したことなかった(爆撃された人にとってはそうじゃないでしょうけど)大統領に、歴史は、というか私は、どういう評価を下せばいいのでしょうか? また、とばっちりで、ノーベル平和賞がKAWAISOと判定される可能性もあるのか?

 

と、来年への希望を繋ぎつつ。

 

何はともあれ、皆さん、良いお年を!