N112_hooduewotukujyosei500さて、誰一人として待望していないでしょうが、2013年版「KAWAISO OF THE YEAR」がやって参りました。

 

 

今年度版を書くにあたり、昨年度版を読み返したのですが、ひどいもんですね……一年前の自分はこんな記事を書いていたのかと思うといやはや

 

ま、それは忘れるとして、KAWAISO OF THE YEARは去る2013年で最もKAWAISOだった人物、団体、および無生物を表彰する(?)ものです。なお、KAWAISOの定義はよくわかりません。

 

では、行ってみましょう。

 

 

個人部門:上手くやっていればよかったところで下手を打ったのは、この賞を受賞したかったからか?

no_pic_inose個人部門の受賞者は、前東京都知事・猪瀬直樹氏です。

 

別に五千万円の不正資金とかは割とどうでもいいんですが、その後の言い訳があまりにも説得力がなさ過ぎて、逆に面白かったのが主な選出の理由です。なんでもっと早く辞めなかったんでしょうね……?

 

また、副次的な理由として、東京オリンピック招致の際、東京の資金力をアピールする演説を氏は英語でやっていたのですが、その時の「Cash!(現金!)」というセリフが非常に印象に残りました。


個人的には「今でしょ!」より遙かに名言だと思ったので「勝手名言大賞」を贈っておきます。

 

 

 

団体部門:市民と行政の見事なチープチームプレー

26NJ_higahansyasurutocyou_1500団体部門は、東京都が受賞。

 

・三年で三回の知事選という悲劇
・東京オリンピック招致成功という大失態

 

この二つが受賞理由です。

 

もし、任期途中での知事辞任を好ましくないことだとするなら、都民は二度の知事選で二度とも失敗を犯したことになりますね。次の知事選ではどうでしょうか。

 

また、東京オリンピックについてはいろいろ言いたいこともありますが、まあ成功すればいいんじゃないでしょうか。


ただ、建築資材・人材の不足で被災地の復興はどうなるんだろうという話もありますよね。東京オリンピックのせいで被災地の復興が遅れたら、東京は責任を取るんでしょうか? それとも「因果関係は証明できない」としらを切るんでしょうか。


前にも似たようなことを書いた気がしますけれど、東京オリンピックでは、聖火ランナーが被災地を通ることになるかと思います。聖火を持って東京へと向かうランナー……それが良いものに見えるとは、私には思えないのですが。どう見たって、被災地の不幸を無視して何もかも東京が持っていってしまう、その象徴にしか見えないと思うのですが。

 

そういえば、いつだったかオリンピック関連の記事を書いた時は不勉強のため知らなかったのですが、過去には住民の反対運動で、招致が決定したオリンピックを返上した例もあるそうです。だからなんだという話ではないですけど。

 

でも私には、東京オリンピックなんて、実現してしまったら悲劇でしかないと思えてならないんですがねえ……

 

 

無生物部門:なんだかんだでこのブログも世相には注目しているのだった

tokyo_olympic_logo_cancelledというわけで、昨年の「その他部門」を改変して作られた「無生物部門」の受賞は「東京オリンピック招致成功」です。

 

 

 

大賞:東京勢を押しのけて……大賞はやはりこの人しかいない!

Shinzo_Abe_2006-Nov-18そして栄えある大賞に選ばれたのは、ずばり安倍晋三氏です!


 

上記三部門を東京関係が席巻する中、彗星のごとく現れて大賞をもぎ取ったのがこの人。

昨年の記事では安倍氏について「個人部門での受賞を検討したが、来年度の超有力候補ということで見送った」と書きましたが、見事に期待に応えてくれました。そりゃあもう書いたこっちがびっくりするぐらいに。

 


では、どこに出しても恥ずかしい受賞理由を並べて見ましょう。

 

・市場に資金供給するだけで景気が良くなったと胸を張る……確かに一度も試したことがない政策ですが、なんというか次の一手が「春闘での賃上げオナシャス!」と口先介入するしかないあたりが不安すぎるというかなんというか。春闘での非正社員の扱いも不安ですし。

いつだったかTwitterでも言いましたが、この人の言動を見ていると、景気が悪くなったらまず賃上げをしない企業の責任にし、次に物を買わない消費者の責任にしようとするんじゃないかと不安が募ります。

賃金や消費の抑制は将来への不安が原因であって、それを解消するのが政治家の仕事だと思うんですが。しょせん短期間しか継続できない通過供給増や公共事業で、将来への不安が払拭できるわけがないです。

 

・秘密保護法の強行採決……別に翌年に持ち越せばいいものを、なぜあれだけの反対の中で強行採決したのか意味不明。支持率の高い安定政権であることが一つの強みだったのに、それが大きく損なわれることに。これぐらいで日米関係が良くなるわけないし。誰得?

 

・異様に強硬な外交姿勢……なんかこう、中国や韓国にも問題がないとは言えないのですが、日本も日本で相当な強硬姿勢ですよ、これは。尖閣問題で話し合いすらやる気がないし(日本は「領土問題は存在しない」の一点張り)、中国の防空識別圏についても、撤回しろの一点張り。実は日本の防空識別圏も、歴史上一度も中国の承認を受けたことがないのですが、自分のことは完全に棚上げという恥ずかしい姿勢です。いや、中国もまずいんですけどね。
いずれにせよ、第三国から見たら「日本は日本で、戦争を避けるための努力を何もしてないよな……」と見えるでしょう。いや、中国にも問題はありますけど、両方とも問題があるなら、力の強い方の意見が通ります。日本は力で中国に劣っているのに、なぜこんなに強気でいられるのか、ひどく不可解です……韓国を悪く言うわけではありませんが、そんな中国に対する日本の姿勢は、日本に対する韓国の姿勢と似ているような気もしますね。

 

・年末に強行した靖国参拝……戦後七十年近くに渡って平和主義を貫いてきた日本が、世界中どこからも擁護されなかったという、記念すべき出来事でした。

 

 

来年度はロシアに熱い視線

終わってみれば、今回のKAWAISO OF THE YEARは、東京が全てを持っていくかのように見せかけて、颯爽とおいしいところを安倍晋三氏がかっさらっていくという、何とも世相を反映したものとなりました。

 

320px-Flag_of_Russia次回もまた一年後ですが、次回の大賞はどうなるんでしょうか。個人部門ではワタミ氏やプーチン氏、無生物部門ではソチオリンピックなどに期待していますが、大賞となると、予想は難しいですね。

 

 

ではまた!