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Google Readerの終了に伴い、ユーザーが雪崩を打って移行しているそうですが、私の場合「複数のRSSを結合するツール」として、特殊な使い方をしていたので、移行には戸惑いました。

が、今回紹介する「Yahoo Pipes!」はすごいです。RSSに関する処理なら、幅広く、かつキャッチーなUIでできちゃいます。

 

今回ご紹介するYahoo! Pipesは、任意のRSSに色々な処理を行って出力(新しいRSSなど)を得ることができるサービスです。

まあ、私はそれほど玄人ではないので、今回は単純に「二つのRSSを結合して日付の新しい順に並び替えた新しいRSSを得る」だけですが。でも、これだけのことが快適にできて、かつサービス終了を気にせずに済むサービスってなかなかないんですよね。

 

その点、Yahoo! Pipesは(なんだかんだ言いつつも)大手のYahoo!がやっているので安心……かな……Google Readerの時もそう思ってたんですけどね……。

 

早速使ってみよう

気を取り直して行きましょう。まずは例によって例の如く(たぶんアメリカの)Yahoo!への登録が必要なわけですが、FacebookやGoogleのIDでもOKです。

 

登録してログインしたら、まずは目立つところに書いてある「Create Pipe」をクリックしましょう。

なお、この時、対応していないブラウザ(IEなど?)を使っていると警告が出ますし、実際挙動もおかしいです。私の場合、Firefoxを使ったら上手く動きました。

 

pipes_editor1上手く起動すると、このような画面が表示されます。中央に方眼紙状のフィールドがでかでかと表示され、左にはやや大きめのメニューが、上下にちょこちょことしたボタンが配置されております。これを見ただけではさっぱりですね。


 

一言で説明すると、左のメニューからドラッグ&ドロップによって、中央のフィールドにパーツを配置・設定した上で、パーツ同士をパイプで繋ぐことによって、フィードを処理するシステムを作ります。

 

pipes_editor_result難しいようですが、やることは1:パーツの配置・設定 2:パーツ同士を繋ぐ の二つだけです。パーツは大きく分けて三種類。①-元になるRSS等 ②-①に施す処理 ③得られるRSS といった感じです。

(なお、左の画像は最終結果ですが、一部勘違いをしている時点で撮ったものなので、以下の説明の結果とは異なります。ご了承を)


 

では実際に「二つのRSSを結合・日付の新しい順に並び替え、新しいRSSを得る」という作業をやってみましょう。

 

まず、左のメニューの中の「Sources」にある「Fetch Feed」をドラッグし、フィールドにドロップすると、Fetch Feedのパーツが現れます。Feedとはまあおおざっぱに言って、RSSのことですよね。Fetchとは「取ってくる」とか「呼んでくる」とかいう意味だそうです。分かりやすく言うと、「召喚!」ですかね(え。これと同時に、Pipe Outputも出現します。

 

pipes_editor2早速、Fetch Feedを設置して、読み込みたい二つのRSSのURLを打ち込みます。私の場合、小説ページBlogページのRSSを一つにまとめて「更新情報」としてトップページに表示する魂胆ですので、小説ページとBlogページのそれぞれのRSSを入力します。


 

これで、元になるRSSを読み込めました。明示されてないので少々ややこしいですが、この時点で、二つのRSSは結合しています。これで「二つのRSSを結合」まではできたわけです。ただ、このままだとRSSの中の記事の順番がおかしなことになっているはずです。

 

そこで、左のメニューのOperator(演算子。算数で言う”+”や”=”などのこと)を開きSort(並び替え)のパーツを引っ張り出します。

 

pipes_editor3さて、Fetch Feedのパーツの下部に、丸い点があるのが分かると思います。見ると、Sortの上下にもありますね。

そう、この丸と丸をドラッグで結ぶことによって、Feed情報の流れを操るわけです。

Fetch Feedから線を延ばしてSort(の上にある丸)に接続しましょう。これでFetch Feedから来た情報が、Sortに流れ込みます。

次に、Sortブロックを操作して、どういう条件で並び替えるのかを指定します。私の環境では「item.pubDate」→in「 descending 」order 、つまり『「公開日」を『降順』に」という条件をセットしました。


 

最後に、SortとPipe Outputを結びましょう。これにより、Sortされた情報が、最終結果となって出力されます。

 

pipes_debugできあがったら、Pipe Outputをクリックして選択して、画面下を見てみましょう。

この表示領域はDebugger、デバッガーと呼ばれ、結果を手早く確認するためのものです。全て確認して正しい結果が得られているようであれば、画面右上のSaveをクリックして保存しましょう。

 


では、先ほどのPipesトップページに戻り、上部メニューの「My Pipes」をクリックしましょう。何も問題なければ、先ほど保存したPipeが出ているはずなので、クリックしてみます。

 

pipes_result上手くいけば、こーんな感じで、設定したとおりに記事が並んでいるはずです。

この結果を発行する方法は色々ありますが、手っ取り早いのは「Get as RSS」をクリックして、そのまま新しいRSSを得ることでしょう。


 

news_release

我がサイトのトップページの「更新情報」も、このようにして作られているのでした。


 

まとめ

今回はごくごく簡単なことをやっただけですが、Yahoo! Pipesにはまだまだいろいろな使い道がありそうです。Operatorだけ眺めてみても「Filter」はまだ分かるけど「Loop」って何に使うんだろうw でも面白そうですよねw

 

RSSの有用性に疑問が持ち上がってから久しいですし、Yahoo!にも往時ほどの勢いは無くなってしまった今日この頃ですが、まだまだRSSを使って面白いことをやりたいぞ、という人には、このサービスは面白いかもしれませんね。インターフェースも、一度仕組みがわかっちゃえばとても分かりやすいですし。

 

とはいえ、私自身は更新情報を配信するだけなので……とにかく、またサービス終了なんてことにはなって欲しくないなあ、とだけ願う、今日この頃。