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スマホないしタブレットでゲームをやる方なら、誰もが「タワーディフェンス」系のゲームをやったことがあると思います。

でも、一時期のブームで似たような作品が量産されたせいで、ちょっと食傷気味な方も多いでしょう……。

そんな昨今、久々に、ユニークで、しかも遊び答えのあるタワーディフェンスがAmazonから登場しました。(以下の内容はiOS版に基づきます)

 

そもそもタワーディフェンスってなんぞ?

タワーディフェンスとは、画面内を通過していく敵キャラを防衛用の砲台などを設置して撃破していくゲームです。設置する砲台の場所や種類をよーく考えて、効率よく敵を撃破していく方法を探る面白さがあります。

 

geoDefenseアクション性がほとんどないので、ゲーム機で遊ぶゲームとしては物足りませんが、タッチパネルで操作するスマホやタブレットとの相性が良く、一時は爆発的な人気を誇ったジャンルです。

*画像は、私がハマったタワーディフェンスゲーム「geoDefense」です。

 

が、それだけにここしばらくは反動の時期で「タワーディフェンス? 似たようなゲームばっかじゃん。まだやってるの? プププ」みたいな(いや、誇張してますが)空気もありました。

 

が、今回、Amazonが出してきた「Air Patriots」はそんな膠着状態に一石を投じるような、秀逸な出来なのでした(あんまり話題にはなりませんでしたが……)。

 

タワーディフェンスと「Flight Control」を合成したらこうなりました

さて、Air Patriots の特徴は、タワーディフェンスと、スマホ・タブレットのもう一つの人気ゲーム「Flight Control」を合体させてきたところにあります。

 

flight_controlFlight Control は、画面外から次々に飛んでくる飛行機に、タッチパネルを操作して航路を指示して、上手く順番に着陸させる、というゲームです。現在では定番化している人気ゲームですね。


 

では、Air Patriots はどうなったかというと……

 

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こんな感じです。

 

プレイヤーは、飛行機を繰り出し、タッチ操作で航路を指示して、進軍してくる敵ユニットを攻撃します。


 

動画だとこんな感じです。

 

Air Patriots プレイ動画(*筆者撮影ではありません)

 

タワーディフェンスの砲台を動かせるようにするというのはたまにありましたが「Flight Control」風に、というのはまだなかったんじゃないかと思います。なかなかユニークです。

 

飛行機は、初期配置されているもの以外は、敵を倒して得たコインを消費して購入、購入した飛行機はすぐに画面上に登場します。

 

air_patriots_hangar飛行機にもいろいろ種類があって、比較的高速で安価だが前方に弱めの攻撃しかできないもの、低速だが真下の敵に強力な爆撃を食らわせられるもの、遠距離からミサイルなどで攻撃できるものの三種類に大きく分かれ、それぞれ使いどころが違います。


 

aircraft_shop最初から使える飛行機はわずかですが、ゲーム内の成績に応じて獲得できる「歯車」や、課金して得たポイントで使える飛行機をアンロックできるのは、おなじみのシステムですね。


 

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マップも歯車でアンロックするシステムです。

ちなみに、画像は古いバージョンの時のもので、このバージョンでは無課金でアンロックできるマップは三つしかありませんでした。

が、現在はマップは歯車(ゲーム内で稼げる通貨)でアンロックできるようになっています。

このアプリは無料なのですが、マップをゲーム内通貨でアンロックできるアップデートは嬉しかったですね。これでしばらくは遊べると思いましたので。

 

また、日本語化されているのもポイントです。ただし、翻訳の出来は酷いものですが。たとえばゲーム中で「確かな距離」という表現が頻出するのですが、これはおそらく”certain range”、つまり「一定の距離」の誤訳と思われます。

 

 

軽く攻略情報も書いてみる

air_patriots_gamingでは、ここからはちろっと、軽く攻略記事めいた内容を書いてみましょう。


 

まずは、先ほども軽く触れたように、おおまかに3タイプに分かれる飛行機の特徴を掴むことです。

 

  • 安価で高速だが正面に弱攻撃しかできない「銃撃機」
  • 低速だが真下の敵に対する強力な爆撃ができる「爆撃機」
  • 遠距離攻撃ができる「ジェット機」

 

仮にこのように分類して、どれをどのように使うかは後述します。

 

 

攻略のポイントその2は、自動周回の設定です。

 

画像をよく見ると分かると思いますが、飛行機の航路が円を描いていたり、二重線になっていると思います。

実は、このように飛行機の航路の始点と終点を結ぶと、飛行機はそのルートを周回(往復)するようになるのです。

 

ゲーム後半になると十機以上の飛行機をコントロールすることになりますが、この自動周回機能を使うことによって、操作にかかる負担を大幅に軽減することができます。というか、これなくしてこのゲームをクリアすることはできないでしょう。

 

ただし、周回ルートを周回中に、他の飛行機とぶつかってしまうと、ルート設定が解除されて、飛行機はあらぬ方向に飛んで行ってしまうので、ぶつからないように注意してルート設定する必要があります。

 

 

攻略のポイントその3は、他のタワーディフェンスと同じで、地形をよく見ることです。

 

たとえば、敵が通るルートが弧を描いているなら、飛行機を往復させるよりも円周ルートを設定する方が効率がいいかもしれません。円周ルートを周回させるなら、タイミングを合わせれば一カ所に複数の飛行機を配置することができるかもしれませんしね。

 

 

さて、以上を踏まえた上で各飛行機の理想的な配置ですが、

 

銃撃機…安価なので数を大量に用意できる。そのため、爆撃機がもったいないような接敵が短い周回ルートに配置。

 

爆撃機…強力だが高価なので数を揃えられない。そのため、できるだけ接敵が長い周回ルートに配置。

 

ジェット機…遠距離攻撃ができるので敵の進軍経路上に配置しなくていい。銃撃機と爆撃機のルートを決めたら、空いたスペースを埋めるように配置。

 

というのが、私の考えた攻略方法です。

 

air_patriots_guideこれに基づいて、最初のステージに飛行機を配置すると、こんな感じになります。(ネタバレが嫌な人はクリックして拡大しないでね)


 

ただ、もちろんこれを機械的にやっていればクリアできるわけではなく、ステージが進むと出てくる十字路にはどう爆撃機を配置するかとか、一部の爆撃が効かない敵に対処するため複数種類の爆撃機をルート上に配置することを考えなければならないとか、いろいろな仕組みで考えさせてくれ、やり応えは十分と言えます。

 

実際、私も最初の二面だけは上記の攻略法を機械的にやっているだけで楽勝だったのですが、そこから先はなかなか厳しくなってきて、チャレンジしがいのあるゲームを求めている方にはやりがいがあるのでは、と思います。

 

隠れた良作……かも?

以上見てきましたが、Air Patriots はタワーディフェンスゲームの隠れた良作となるポテンシャルを十分に秘めています。

 

が、不満点がないではありません。まず第一に、アンロック要素の価格が高めに設定されているので、同じステージを繰り返しプレイしなければ次のアンロックがなかなかできないこと。これはテンポが悪くてマイナスイメージです。エンドレスモードがないのも、マニアックなゲーマーさんには物足りない点でしょうか。

たぶん、この2点にプラスして、スマホ・タブレットゲーマーはタワーディフェンスもFlight Controlもやり飽きているという3つのマイナスポイントが原因で、システムは面白いのにいまいちヒットしなかったのだと思います……。

 

とはいえ、このアプリは無料ですし、無課金でも十分楽しめます。久しぶりにタワーディフェンスがやりたくなったけど、前やったゲームをまたやるのはちょっとなあ……なんて時には、試してみてはどうでしょうか。