HoI3タイトルHoI3という、その筋の人にはとても有名な第二次大戦ストラテジーゲームがあります。

先日、SteamというアメリカのPCゲームダウンロード販売でセールをやってて、セールはもう終わってしまったのですが「そういえば体験版まともにやってなかったなあ」と思い、今回、やってみることにしました。その模様をご紹介します。


とりあえず周りを見渡してみよう

 

でっかいドイツ担当国家はドイツ。時は1939/09/01。私は前作のHoI2もプレイしているのですが、いつ見てもこの時期のドイツはデカイ。ヒトラーがこれで不満だったというのがびっくりです。 民族問題が背景にあったそうですが。


 

それにしても、今ちろっと改めてWikipediaを見てきましたが、ドイツって酷いことしてますねえ……いや、酷いのは戦争か。平和が一番だ。うむ。

 

しかしそれではゲームになりませんので。今回はその辺りのことはとりあえず置いておくことに。 なお、この記事は第二次世界大戦に関わったいかなる個人・組織をも貶める意図を持ってはいません。

 

で、1939/09/01というのは、ドイツがポーランドに侵攻してヨーロッパの第二次世界大戦が始まった日です。ゲームはここからスタート。まあ、当時の人たちはまさかこれが世界大戦になるとは思っていなかったらしいですけどね。また、第一次の時はみんながこれは世界大戦だって知ってて始めたけどそもそも当時の人は世界大戦の恐ろしさを知らなかったようで……世界大戦ってそういうものなので、皆さん気をつけましょう。

 

閑話休題。外交はAI委任。内政画面で経済などを戦時体制に切り替え。ポーランド侵攻までしかプレイしない予定なので技術も諜報もAI委任。生産は……まあ自分でやってみますか。

 

最後に、フランスと国境を接する西部戦線に防衛指示、ポーランド侵攻軍である東部戦線にワルシャワを目標に電撃戦を指示し、戦闘開始。

 

いやあ、さっきも言いましたが、私は前作HoI2のプレイヤーです。そのHoI2プレイヤーとして、一番実装して欲しかったのはこの軍隊のAI委任。大まかな目標を指示するだけで後はAIが勝手に作戦を立てて実行してくれます。楽ちんですし、国家の指導者気分も味わえます。前作では軍隊の行動は全てプレイヤーが計画する必要があり、もうどんだけ無能なんだよ部下はと思ったものです(まあ、今回のAIもすごく有能とは言い難いですが。詳しくは後述)。

 

なお、今回プレイしているのは体験版であり、HoI3の中でも初期のものです。現在は多数のパッチや拡張パックが出ていて全く違ったゲームになっていると思われるので、そこのところはご注意願います。ちなみにスクリーンショットを見て分かるように、全て英語版です。訳は適当です。

 

いってみようか

では、今まで止めていた時間を動かしてみます。

いやあ、ほっといても見ているだけで次々とポーランド軍を撃破していく我がドイツ軍。爽快爽快。

 

しかし、いきなり不思議事件が襲います。

部下「総統閣下」

私「どうした。また勝ったのか? ふふふ……」

部下「いえ。我が軍の守備隊が、キエフで英国陸軍と交戦に入りました」

私「……は?」

キエフとはドイツの北部にある有名な港町……なんですが、なんでそんなところにロイヤルアーミーが?

 

確認してみると、そこには驚愕の光景が……!!!

 

 

無謀なるロイヤルアーミー強襲上陸wwwwww

画像ではちと分かりにくいですが、英国軍がキエフに上陸作戦をしかけていますww そんな無茶な。

案の定、守備隊に易々と追い返されていますが、もし守備隊がいなかったら危ないところでした。キエフからはベルリンも近いのです。


 

艦隊を哨戒させて二度目の上陸を防ぎたいところですが、そんな海軍力があったら史実でドイツは勝っているのです。敵は腐っているとはいえ、かの大英帝国海軍なんですよ?

というわけで、その後も放っておいたら、断続的に同じキエフに強襲上陸を仕掛けては撃退される英軍なのでした。守備隊がいない場所から上陸しろよ……。

そういえば、チャーチル(二次大戦当時の有名な英国首相)って、第一次大戦の時もトルコ(だったかな?)への上陸作戦を失敗させてたなあ。

 

軍令と軍政

 

生産画面こちらは生産画面。ここから軍隊などの生産指示を出します。指示を出しても完成するのは数ヶ月後というリアリティ。

画像が小さくて見にくいですが、左下には各戦線の司令部から上がってきた、軍隊の生産要求が上がってきています。リアルだなあ、と思って内容を確認してみると、なんじゃこりゃ。海軍を増強しろとか言ってる。馬鹿も休み休み言えと。


 

余談ですが、このように、軍隊が要求する軍備をそのまま採用していると予算がいくらあっても足りません。このため、軍隊の作戦指揮、すなわち「軍令」は専門家の軍人に任せる一方で、軍隊の戦争目的やそのための編制など、政治の分野が関わってくる「軍政」は軍人の専門知識を活用しつつ政治家が所管するのが近代国家では一般的、というか当たり前になっています。シビリアンコントロールとほぼ同じです。

 

日本人は、侍の時代が長かったせいか、この「軍令」と「軍政」の違いが昔からよく分かっていないようです。太平洋戦争の例を見ても明らかですし、最近でも防衛大臣(軍政のトップ)に民間でのキャリアが長いとはいえ元自衛官の人物を起用したり……。

この文脈で最悪のケースは、政治家が軍令に介入することです。もちろん、戦争目的、投入兵力、予算の見積もり、交戦規則の立案などは政治家が関与、というか主導しなければなりません。しかし、実際の軍隊の作戦指揮は、専門家の軍人に任せるべきです。日本人が言うシビリアンコントロールは、政治家の軍令への介入を意味しているのではないかと思うととても不安です。歴史上、そういうことをするとろくな目にあいません。

 

おっきくなりました

すいません。余計な話が長くなりました。

 

 

ちょっとでっかくなったドイツ開戦から二週間。ドイツはちょっと大きくなりました。赤い斜線が入っている地域が占領地域です。

政治画面を眺めていたら「占領政策」みたいな項目があって、おお、と思いました。住民に対する態度を五段階ぐらいで選べるようです。いいですねえ(何が)。


 

が、その頃。西部戦線では異変が……

 

 

フランスは、なぜか元気です例によって分かりにくい画像ですが、フランス軍がマジノ線(仏独国境の要塞線)を出て攻撃をしかけてきました。戦力比20:9で負けています。渡河ペナルティと塹壕ボーナスがあるとはいえ不安になる数です。

しかし、今回は戦闘はAI委任の方針なので、放っておきます。


 

 

クリークスマリーネも頑張る戦闘のAI委任は海軍にも有効なようで、ふとみるとドイツの有名なUボート(潜水艦)艦隊が英仏海峡で通商破壊戦をやっていました。前作ではやりたくても有効な数の潜水艦隊を動かすのはめんどくさかったんですよね。いやあ、楽になった。


 

あ、さっきから楽だ楽だとか言ってますが、レビューなどを見る限り、ゲーム全体として見ると作業は増えているらしいので、誤解なさらぬよう。

余談ですが、その後潜水艦隊は一ヶ月に八隻の損害を被りました。やっぱベストは手動なのかな……。

 

さらばポーランド。また会う日はない(はずだ)

 

ワルシャワ陥落そうこうしている内にワルシャワが陥落。やはりドイツ軍は強い。


 

 

パネエポーランド人ソ連軍がポーランド東側から侵攻を開始し、ポーランドはゲームセット。しかし、ポーランド降伏せずのイベントが発生。あれれ、と思ってWikipediaを覗いて見たら、史実でも降伏はしていないとのこと。どこかのフランスの政治家より立派だな……ちょっと尊敬。でも尊敬されるのも大変だよなあ。「なんで?」と思った人はWikipedia読んでみてください。


 

 

けっこうでかくなったドイツというわけで、ドイツが大きくなったところで、今回のプレイレポは終了しようと思います。


 

おまけ

 

フランス元気すぎです……史実より五年以上早く(しかもフランス軍に)ラインの守りを突破されたのは内緒だぜ、みんな……