エピローグ「喪失」を掲載したことにより、ついにこの「とある愛国者からの手紙」も完結を迎えることができました。

 

作品の内容については、それこそ本編を読んでくれという話ですので、ここでどうこう書く気はありません。

 

ただまあ、最後だけ解説がないというのもなんですので、ここでは作者としての視点からこの作品を振り返りたいと思います。

 

 

反省会

どことは言いませんが、今作には部分的に非常に良いシーンがいくつかあったと、その点は自画自賛しています。

 

ただ、全体を俯瞰して見ると、一貫性に欠け、まとまりがなく、読者に散漫な印象を与えるのではないか、というのが、改めて読んでみた感想です。

これは最初にプロット(物語の全体設計)を考えずに書いたためだと思います。実は近頃は「プロットは考えた方がいいのか否か」が自分の中で課題になっていまして。次はプロットをある程度しっかり決めてから書こうと思います。

 

また、知り合いに聞いてみると、序盤は感情移入しにくかったという感想が多くあり、やはり冒頭で読者の心を掴むのが重要だと思いました。

……と言っても、自分ではあの立ち上がりは非常に気に入っているので、今後、機会があったとしても直すことはないだろうと思うのですが。しかし、次回作では、この反省を素直に生かしたいと思います。

 

あと、世界観ですね。自分で書いてて「こりゃ近代西欧史に相当詳しくないとついてこれないな……」とは思っていたのですが、後に解説を書いていて、そんな半端な難しさではないと気づきました……分かれば面白いと思うんですがねえ、というのは、普通に考えて問題発言なので、やっぱり次回作への課題。

 

……などと反省点を挙げてきましたが、個人的にはすごく気に入っている作品ではあります。ラストシーンなんか、恥ずかしながら、自分で書いてて涙が止まらなかったのを覚えています。

 

See you later,alligator! ~ さようなら、また会う日まで! ~

最後になってしまいましたが、ありがとうございました。

 

誰に対して、そして何に対してお礼を言っているのか、自分でもよく分かりませんが……とにかくありがとう。

 

 

LP_bannerそしてさようなら、また会う日まで。